アロマで体も心も伸びきってしまう素敵な時間が訪れます｜南流山リラクゼーション＆エステClaire

皆様は自然の香りをどう楽しんでいらっしゃいますか？この香りは好きだけど、この香りは苦手、など好みはあると思います。ではその香りを判断はどこでしているかというと、脳で判断しています。この香りが脳にどのような影響を与えているのか、そのメカニズムについてお話させていただきます。

香りは揮発性の分子なので空気中を漂います。人は鼻から息を吸うとき香りの分子は空気と一緒に鼻の中に入り、香りを感じます。では、鼻の中で香りを感じるところはどこなのでしょう？

鼻の奥にある副鼻腔の頂点に親指くらいのサイズの特別な粘膜を持つ場所があります。ここを嗅上皮といいます。嗅上皮の深部にはボーマン線があり、上皮の表面に開口して粘膜を分泌しています。嗅上皮には嗅細胞が並んでいます。（片側の鼻腔で５０００何個）。この嗅細胞の隙間を埋めるように支持細胞が並んでおり、嗅上皮の基底膜に沿って基底細胞が並んでいます。嗅細胞は縦長で粘膜の近くから嗅毛が１つの嗅細胞につき１０～３０本ぐらい出ており、粘膜の中に伸びています。香りの分子は始め粘膜に付着し、溶け込んで嗅毛に捕まるため常に波状に動いています。

嗅細胞の嗅毛に匂いを感じ取る匂いセンサー（匂いの分子の受容体）が並んでいます。受容体は匂いの分子の立体構造を判別するためにポケット型をしています。鍵と鍵穴のようになっていて、ちょうどはまると嗅細胞の内部で反応が起き、それが電気信号に変わり嗅神経を経て脳に伝わります。この鍵穴の種類は約１０００種類あります。

香りの情報は梨状皮質を経由して大脳辺縁系に伝わります。大脳辺縁系を脳の部位でいうと旧皮質と大脳核（レンズ核・尾状核・偏桃体）と海馬を合わせたところで、１つの機能単位を形成して本能的な活動・情動・記憶の中枢になっています。とくに大脳核の偏桃体、海馬は嗅神経から神経繊維を受け入れているところです。

このように感情や記憶を司る部位と香りを嗅ぐことで脳が刺激させることがわかっています。また解剖学的には嗅覚からの香りの情報は梨状皮質を経由して、それに覆いかぶさるようにある大脳新皮質を刺激することがわかっています。また、左脳よりも右脳のほうが強く刺激されています。

このように香りは大脳皮質に働きかけ、知的プロセスにも影響を与えます。

香りの記憶は長い間消えずに残る情報となります。快い香りを嗅ぐと快い記憶を呼び起こし、集中力を刺激、感情の乱れを整える能力があります。

アロマトリートメントは、良い香りを身にまといながらお体の疲労や滞っている老廃物をご一緒に流していきます。